芦田愛菜演じる響が激高「パパのせいで音楽が嫌いになった!」

 この演奏後、俊平は満足げな響を抱きしめ、「本当にいい演奏だった」と告げるが、去り際に笑顔で「あ、そうだ。第3楽章の第2主題、少し走ったね。あそこを修正すればファイナルでもっといい演奏できるよ。頑張って!」と響に助言を送る。

 しかし、このアドバイスに「パパは何もわかってない。本当にいい演奏なんてできないんだよ。今のが私の最高だったんだよ。もう頑張れないんだよ」とショックを受けた響は、ファイナル出場前に会場を抜け出し、交通事故に遭ってしまう。

 その後、慌てて病室に駆けつけた俊平に対し、響は「パパにはもう会いたくない!」「パパに私の気持ちは一生わからない! パパのせいだよ。パパのせいで私、音楽が嫌いになったんだよ!」と激高。

 この日を境に響と俊平はそれぞれヴァイオリンと指揮者を辞め、響は俊平に心を閉ざしてしまうのだった……。