◆シャンパンコールが響く会場内
「ワッショイ! ワッショイ!」
千尋さんの新婦用のマイクまで使って、会場中にお兄さんのシャンパンコールが響いたといいます。
招待客は全員、お兄さんに釘付けに。「顔から火が出るほど恥ずかしかった……」と千尋さんはそのときを振り返ります。
しかし、真面目な義両親はシャンパンコール自体を知らなかったので、どうにかごまかしきることができたのだそう。「兄とは今もこの話でたまに盛り上がるんです」と笑う千尋さんでした。
◆V系好きの妹の披露宴で…
披露宴では新郎が新婦にサプライズを行うことがあります。
手紙やムービーなど感動する演出が一般的ですが、都内在住のアヤカさん(仮名・33歳)が見たのは一家がドンビキしてしまうサプライズだったといいます。
「妹は学生時代、V系バンドの追っかけをしているいわゆるバンギャでした。しかし、大学入学とともに『彼氏がほしいからバンギャはやめる!』と、当時流行っていたゆるふわ系にイメチェンしたんです。その結果、すぐに彼氏ができて卒業後はアパレル系の仕事に就職しました」
就職してしばらく経った頃に飲み会で知り合ったのが今の旦那さんでした。旦那さんはインテリア系の仕事をしており、姉のアヤカさんから見てもかなりおしゃれな印象を受けたといいます。
「でも、妹はファッションの系統は変わってもV系の音楽はずっと聞き続けていたんです。もちろん、その趣味は旦那さんには内緒にしていました。
そして、式当日、式は順調に進行してクライマックスへ。最後は両親への手紙……というときに、司会の人が『実はここで旦那様からサプライズがあるんです!』と言ったんです」
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