◆経理社員としての2つの心がけ
――金さんは、経理社員として具体的にどのようなことを心がけていたのでしょうか?
金「経理はお金を触ることなので、デリケートな部分です。ですから、信頼関係がないといけません。ちょっとしたことで信用を失ってしまいます。お金が多かったり少なかったり、“合わない”ということは、ダメージが大きいですよね。なので、常に『言われる前に報告をする』ということを意識していました。
あと、『商品管理』も大切にしていました。“もの”は、“お金”より大事にされない傾向がありますよね。皆さん、お金だと大事にするのに、“もの”だと急に悪気なく大事にしなくなったりします。現金なら銀行に預けたり、金庫に入れたりするのに、お洋服をそのようには扱いませんよね。部品も含めて、在庫というのは資産です。“商品”は“お金”と同様に大切に扱うという意識を持つようにし、『商品管理の徹底』を提案したりしていました」
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