◆まずは自社の美顔器を体感

――「ARTISTIC&CO. 」には経理社員として入社し、最初にやったことが「取り扱っている美顔器の価値を体感するということ」だとお聞きしました。それはなぜでしょうか?

金さん(以下、金)「私自身、ARTISTIC&CO.に入社するまでは美顔器との出会いがなかったのです。ですから、美顔器というものへの興味はもちろんのこと、『なぜこんなに高いんだろう』と素朴な疑問を抱きました。こんな高いものを買っている方はどういう人なんだろう、どういう価値を感じて買っているんだろうと思いました。請求書を出すのが経理の仕事ですので、自信をもって請求するためには、商品の価値をしっかりと確かめたかったのです。当時、1番売れている商品の値段は、145,800円(税込)で、エステティックサロンが購入することが多かったです。請求は卸価格なのですが、それでも安い商品ではありません」

――美顔器の価値を体感するために、具体的にどんなことをしたのですか?

金「まず、美顔器がどういう原理で作られているのか。お肌にはどういうアプローチができて、他社とどう違うのかを、すでにいる社員の方から学ばせてもらいました。その後で、実際に営業現場に同行し、どのようなお客様がどのように使っているのか見させていただきました。

私は全くの素人でしたので、エステサロンのオーナーさんやエステティシャンの方、営業の人たちが使う専門用語すらわからなかったんです。『ポレーションってなんですか?』『RF(高周波)ってなんですか?』と、色々質問をしたり、ネットで調べたりして自分なりの勉強をしました。色々な話を聞いて、ARTISTIC&CO.の美顔器について勉強すればするほど、商品に対する自信が生まれてきました。自分の中でも『うちの商品は世界一いい!』というくらいの確信が生まれてきました」