米大リーグ・ドジャースの大谷翔平の専属通訳だった水原一平容疑者が11日、大谷から1600万ドル(約24億5000万円)超を盗んだとして、米連邦検察により銀行詐欺容疑で訴追された。ギャンブルの借金などを返済するために大谷の銀行口座を操作し、賭博の勝ち分は自身の口座に入るようにするなど、当初の予想を上回る「トンデモ」ぶりが明らかになっている。

 スポーツ専門メディア「ESPN」によると、水原容疑者は2021年9月から違法賭博に手を染め、借金がふくらんだころから、大谷の銀行口座に登録された電話番号とメールアドレスが同容疑者に関連するものに変更されていたという。この時点で大谷には送金履歴などが通知されなくなっていた可能性がある。