井口は「コントの人でも活躍している人はいる」としてバナナマン、チョコレートプラネット、シソンヌの名前を挙げ「結局は人が面白いかどうか」と結論付けた。

 だが、カミムラの言ってることもまた現実である。

「コント師は、2度売れなければいけない」と言ったのは、当のバナナマン・設楽統だった。一度はネタで売れ、次に“ニン”で売れなければ、生き残ることはできない。

 そんな設楽が、「バナナマンがなぜ売れたか」を明確に語っていたことがある。2008年4月14日のラジオ『バナナマンのバナナムーン』(TBSラジオ)の放送後のポッドキャスト配信だった。