損切りの要は明確なルール作り
損切りを習慣化するためには、損切りのメリットを理解し明確な損切りのルールを定める必要があります。これができていないと感情によって判断が左右されてしまい、望ましい決定を下すことができなくなるのです。
「損切り」は損をしないための決定と理解しよう
「損をしたくない」という心理的プレッシャーに打ち勝ち損切りができるようになるためには、損切りをする理由を理解しておくことが不可欠です。「損切りは莫大な損失を抱えないための救済策」ということを忘れないようにしましょう。
投資では損切りをすることで、大切な資金が守られ別の取引を行うことができるようになります。そうした機会が損切りを躊躇したことで失われてしまいます。損切りをしないことで「再チャレンジの機会が失われる」ことを肝に銘じておきましょう。
撤退のボーダーラインを遵守しよう
損切りは、明確なボーダーラインを定めておくことが大切です。例えば「買値から5%、あるいは10%ダウンしたら損切りをする」というように、分かりやすいルールを定めましょう。割合ではなく金額や期間をボーダーラインとして定めている人もいます。ボーダーラインが決まったら何があってもそれを遵守し決して動かしてはなりません。
実際に損失が見えると根拠のない期待や希望的観測を抱く人がいます。それでも「ルールに抵触したらすぐに損切りを実行する」というスタイルを貫くことが何よりも大切です。
機械的に判断を下すことが重要
損切りの判断が非常に難しいのは、人間が持つ生来の感覚や習性と結びついているからです。だからこそ、感情や根拠のない理論に左右されず、機械的に判断を下すことが重要となります。適切な損切りを行って損失を抑えることで、投資やビジネスにおいて新たなチャレンジへの道が開かれることを覚えておきましょう。
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