その後もさまざまな報道がなされており、26日には大谷選手が声明を発表するも、解明に向けて長期化の様相を呈している。

「IRSが介入したとなれば、大谷の口座の金の動き、さらには、本人への徹底的な取り調べも行われることになると言われている。大谷は今回の件に関して『知らぬ存ぜぬ』となるだろうが、現状では“グレー”のまま。MLBのシーズンも開幕しただけに、早く大谷の身の“潔白”を証明してほしいというのがファンの願いだろう」(スポーツ紙記者)

 今回の焦点であるスポーツ・ベットだが、これまで、日本ではあまり話題になることがないが、アメリカでは当たり前のように行われているという。

「日本では、競馬、ボートレース、競輪、オートレースが公営競技として確立しているだけに、法律でガチガチに縛りをかけて、スポーツ・ベットが参入できない仕組みになっている。しかし、アメリカでは日本の公営競技と同じぐらいか、もっと軽い感覚でスポーツ・ベットが楽しまれているのも事実。4大スポーツのMLB、NBA、NFL、NHLが盛り上がっているのも、ベットしながら観戦を楽しめるという側面があるということは否めない。ネットで気軽に買えるが、日本の公営競技のように大画面で観戦して、飲食を楽しみながら賭けることができる『サテライト』と呼ばれる施設もある」(米国のスポーツ事情に詳しいジャナーナリスト)