また、ある50歳くらいの女性の存在も職員の働く意欲を削いでいったようだという。

「業務はグッズのデザインなど、あくまでカフェとそこに併設する土産物屋のコンサルタントに過ぎず、神社の職員ではありません」(同)

 にもかかわらず、吉田との親密な関係をかさに、神社の運営にまで口を挟み出したというのである。

 この女性を知る人物は、

「彼女は自分が気に入らない人物を吉田に告げ口して叱らせる、と神社の中ではもっぱらの評判です。最近はついに人事にまで介入し始め、辞めようとする職員の遺留面談まで担当しているとのことです」

 ワンマンが独裁支配する中で、今回の離脱が突然発表されたようだ。

「今回の離脱についても、突然、事後的に知らされたので、職員たちは戸惑っています。特に神職にとっては、働いている神社が神社本庁から離脱した場合、ここでの“神職歴”が抹消されてしまい、キャリア形成における大きな損失を被る可能性が高い。離脱について、事前に何の相談もないなんてあってはならない」(同)

 私は、神社本庁の最近のやり方に危機感を覚えて、離脱を宣言したのかと思ったのだが、そうではないようだ。

 離脱したら、メリットは何があるのか? もう少し詳しいことが知りたいものだが。