◆そのまま迎えたクリスマス

「当日の朝に『体調はどう?』と電話してみると『まだ40度くらいあって動けない』と、かなりつらそうで『食べ物だけでも何か届けようか?』と聞いたのですが、『家も近くないしその気持ちだけで嬉しい、ありがとう。今日は家で寝ておくね』と言われました。

 一人暮らしでの体調不良がつらいのは私も経験していてすごく分かるし、彼は普段から気を遣うタイプなので、仕事が終わったら食べ物だけ届けてすぐに帰ろうと考えていました」

 たとえ家まで行っても寝ていて顔も見れないかもしれないけど、それでも少しでも支えたいと思ったみかさんは、玄関に差し入れを掛けてすぐに帰ろうと思っていたそうです。