◆復讐を誓った妻へ、義母の死をきっかけに訪れた“変化”

 ドラマ『夫婦が壊れるとき』第9話。陽子(稲森いずみ)は、夫・昂太(吉沢悠)の愛人である理央(優希美青)を監視してもらっている芽衣(結城モエ)から、昂太と理央が激しいケンカをしていたこと、そしてあのふたりはもう終わるのではないかという報告を受けた。

 その言葉通り、昂太は少し落ち着いて家にいるようになった。だが彼は、常に陽子の顔色を気にかけている。息子を真ん中にして家族3人でテレビのお笑い番組を見ているシーンでは、陽子と昂太が無表情で、息子だけが笑っていた。

 そんなとき、入院していた昂太の母が亡くなったという報せがくる。原作のイギリスドラマ『女医フォスター』では、息子の行状を知った母が自殺するという衝撃的な展開なのだが、日本のドラマは母を病死ということにしている。

 昂太は大きなショックを受けた。母の思い出を語りながら、夫婦は結婚したばかりのころを思い出していく。