◆優秀な姉たちを前に、コンプレックスの強い子だった

金子恵美 インタビュー
――金子さんのお父様は、新潟県月潟村の村長を務められた方です。そして金子さんは三姉妹の末っ子。どんなお子さんだったんですか?

金子恵美さん(以下、金子)「姉ふたりがとても優秀で、コンプレックスの強い子でした。人前ではしゃべれないし、ちゃんとできない。親の期待にも応えられない」

――そうなんですか!? 末っ子というと、奔放タイプになる人もいますが。

金子「結果的には、奔放タイプになりましたけど(笑)。昔は姉ふたりの存在が大きすぎて、私は遅れをとっているというか、劣っている意識がありました。同じ女性じゃなくて、もしも私か姉たちの性別が男性だったら、比較せずにいられたかもしれません。父親も男の子を欲しがっていましたから」