堺雅人主演のTBS系日曜劇場『VIVANT(ヴィヴァン)』。8月13日に放送された第5話は、初回の「答え合わせ」がなされた一方、主人公・乃木憂助(堺雅人)の過去の一端と、乃木が追う謎の国際テロ組織「テント」との関わりまでもが判明し、物語の全体像がおぼろげながら見えてきた、折り返しにふさわしい回となった。

 丸菱商事に勤める「冴えない商社マン」乃木の真の姿は、自衛隊の陰の諜報部隊「別班」の一員だった。乃木が巻き込まれたとみられた丸菱商事の誤送金事件は、乃木の同期・山本巧(迫田孝也)が仕組んだもので、山本はテントのモニター(協力者)として組織に1億ドルを送ったのだ。乃木は公安警察より早く山本を捕らえ、テントのリーダーが日本を標的にしているとの情報を得て、山本を自殺に見せかけて排除する。