東映の創立70周年を記念し、木村拓哉の織田信長役を総製作費20億円という壮大なスケールで描いた映画『レジェンド&バタフライ』。公開9日間で動員80万人、興行収入10億円を突破したことが大々的に報じられている。この映画のために多くのバラエティー番組に番宣で出演していた木村としては、ホッと一息というところだろう。

「木村と濃姫役の綾瀬はるかに加え、脇役にも伊藤英明など主役級を取り揃え、豪華な布陣で臨んだ。木村のバラエティー番宣も含め、これだけPRしたのだから初週の数字がいいのは当然という声もあります。ただ、映画を見たファンからは賛否両論が巻き起こっていて、大ヒット映画になるかは微妙なところ……。評判が思ったより良くないことに焦った東映は、2月5日に新宿バルト9で『大ヒット御礼舞台挨拶』を組み、マスコミ取材も受ける体制を取りました。ただ、もっとPRに力を入れないと、目標としている興行収入の40億円突破は難しい数字になりそうです」(スポーツ紙記者)

 実際、昨年大ヒットした山崎賢人主演の映画『キングダム2』は、初週の土日2日間で観客動員数52万7000人、興行収入7億9700万円と発表されている。現時点では、『レジェンド&バタフライ』は完敗だ。