嵐の二宮和也が24日、SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)から独立したことを発表した。活動休止中の嵐を脱退することなく、メンバーであり続けながらソロの仕事は個人で行なっていくという新たな道筋を示したことで、これに続く旧ジャニーズ所属のメンバーが現れるのではと指摘され、その有力候補としてSixTONESの松村北斗が浮上している。

 旧ジャニーズは新たなエージェント会社を設立し、タレントと個人契約する新体制に移行することを発表している。だが、二宮は「1回目の事務所の会見以降、自分の活動にも多くの影響が起き始め、正直な話、僕も怖くなったし、不安な気持ちにもすごくなり、これからどうしていこうかなと考え始めました」とし、自身の将来を考えた結果として独立を決意。通例ならグループも同時に脱退となるが、二宮は「また嵐が再開する、活動するというときはもちろんメンバーとして活動も一緒にやっていきます」と、嵐のファンクラブ会報などのコンテンツには今後も参加していくと報告した。

 二宮は俳優としての評価が高く、放送中のフジテレビ系ドラマ『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ』や公開中の映画『アナログ』に出演しているほか、今後も多数のドラマや映画が控えているとみられる。ジャニーズ性加害問題の影響で旧ジャニーズ所属のタレントが出演する作品については、「スポンサーに配慮して制作延期になった」「企画段階でスポンサーを集めづらくなっている」といった情報が飛び交っており、二宮も大きな影響を受けたようだ。本人の活動はもちろんのこと、共演者やスタッフのことを考えると、「これ以上の迷惑はかけられない」という思いもあったのだろう。