堺雅人主演のTBS系日曜劇場『VIVANT(ヴィヴァン)』。9月3日に放送された第8話では、これまで謎のベールに包まれていた国際テロ組織「テント」の内情が明らかにされたが、自衛隊の陰の諜報部隊「別班」の一員である主人公・乃木憂助(堺雅人)がテントに寝返ったのはやはりテントに潜入するためではとの視聴者の考察も活発になっている。

 丸菱商事に勤める「冴えない商社マン」乃木が巻き込まれた誤送金事件から始まった本作。乃木の真の姿は別班員で、テントを調査する任務を行っており、誤送金もテントによって仕組まれたものだった。警視庁公安部の捜査員・野崎守(阿部寛)と協力して丸菱商事で誤送金を仕掛けたモニター(協力者)をあぶりだした乃木は、誤送金に関わったアリ(山中崇)がテントの「日本担当」であることを知り、アリを脅迫。テントの創設者でリーダーであるノゴーン・ベキ(役所広司)が、幼い頃に死に別れたはずの実の父親・乃木卓(林遣都)であるとの確信を掴み、さらにテントとの連絡用アプリに使われているサーバーのハッキングに成功する。そしてテントのナンバー2であるノコル(二宮和也)との接触に成功した乃木は、行動を共にしていた他の別班員たちを銃撃。自分はベキの息子であると主張し、ベキとの40年ぶりの再会を果たす。