SMAPの解散は、元マネージャーの飯島三智氏が追放同然にジャニーズ事務所を退社したことが最大の原因とされ、香取、稲垣、草彅の3人は飯島氏が立ち上げた新事務所に移籍。「ジャニーズとケンカ別れした」ともいえる状況で、その経緯を考えれば、ジャニーズ側は再結成など絶対に認めないだろう。当然、所属タレントが公の場でSMAP再結成に言及するなどあり得ないことだったはずだが、今回の藤ヶ谷の発言がラジオの放送に乗ったということは「ジャニーズ事務所が言及を許す状況にある」と考えることができる。

 SMAPをめぐっては、独立後もジャニーズ事務所と親密な関係にあるはずの中居正広が、4月30日のフジテレビ系『まつもtoなかい』のレギュラー化初回放送で香取慎吾と6年ぶりに共演。フジテレビはジャニーズと関係が深く、以前ならこれもあり得ないことだったため、業界の内外で驚きの声があがった。

 またその1週間ほど前の21日には、同局の『人志松本の酒のツマミになる話』に稲垣がゲスト出演。「最近仕事してないのは、中居さん、木村(拓哉)さん。草彅、香取とはいつでも会える」と話し、「5年も6年もお会いしてないので、まぁちょっと会ってみたいっていうのはあるよね。ばったりエレベーターで会うとか」と言及したことも大きな反響があった。

 こうした一連の変化について、業界内では「ジャニーズ事務所がイメージを変えるための起爆剤としてSMAP再結成を画策しているのでは」といった憶測も流れているようだ。