2023年は、SNSのユーザーから「今年はミュージシャンの訃報が多い」という言葉がよく聞かれた。誰もが知るような大物が相次いで他界し、若くして亡くなるミュージシャンも多かった。今年、天国へ旅立った偉大なミュージシャンたちを振り返ってみたい。
1月11日、1980年代にイエロー・マジック・オーケストラ(YMO)のドラマーとして世界的ヒットを生み出した高橋幸宏さんが70歳で死去した。「テクノポリス」と並ぶYMOの代表曲として知られる「ライディーン」は高橋さんの作曲であり、近年は小山田圭吾らと結成した「METAFIVE」としても精力的に活動していたが、脳腫瘍により併発した誤嚥性肺炎のため逝去した。
同じYMOのメンバーで、映画『ラストエンペラー』の音楽で米アカデミー賞の作曲賞を日本人として初めて獲得したことなどで知られる坂本龍一さんも、高橋さんの後を追うようにして、直腸がんでの闘病中だった3月28日に71歳でこの世を去った。
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