バナナマンが同番組に出演しなかったのは22年だけでなく、前年の21年も。一度ならず二度も出演ナシともなれば、石橋との共演拒否を勘繰られても仕方がないことだろう。
中堅・ベテランの関東芸人にはとんねるずに憧れて芸能界を志した者が多く、バナナマンも例外ではない。前述の『みなさん~』にも数多く出演しており、特に日村勇紀は同番組のドッキリ企画で1500万円のポルシェ、高級腕時計やスーツなど総額2000万円以上もの買い物をさせられ話題になるなど、バナナマンのブレークにとんねるずは一役買ったはずだ。その恩人とも言えるとんねるずの石橋との共演を拒むとは、よほどの事情がありそうだが……。
「石橋との共演に難色を示しているのはバナナマンというより、どちらかというと設楽統なのだと思います。その原因は石橋と設楽、お互いの芸風やキャラクターの相性の悪さにあるのでしょう。とはいえ、決して両者の仲自体が険悪ということではないはず」(同)
現在、設楽はコンビとピンで10本のレギュラーを持つが(特番などは含まず)、そのうちの8本でMCや司会を務める。要は売れっ子であるわけだが、初期のバナナマンはコントライブの評価は高かったものの、テレビ向きではないというのが業界評だった。問題となったのは、設楽の適性が番組制作側には見えなかったことだ。
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