2005年公開『容疑者 室井慎次』の最終興行収入は?

 シリーズ初の映画『踊る大捜査線 THE MOVIE』(98年10月公開)は最終興収101億円を叩き出し、第2作目『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(03年7月公開)では最終興収173.5億円の大ヒットを記録。後者は、国内で上映された歴代映画の興収ランキングで10位(24年3月21日時点)の成績となっている。どちらも青島が主人公だった。

「一方、05年5月にはシリーズの主要キャラクターの1人である真下正義(ユースケ・サンタマリア)を主人公としたスピンオフ映画『交渉人 真下正義』も公開されており、青島抜きでも42億円となかなかの好成績。さらに、同8月にも室井がメインで青島が登場しないスピンオフ映画『容疑者 室井慎次』が公開されていて、こちらは最終興収38.3億円でした」(同)

 『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』は、青島が主人公で最終興収59.7億円。スピンオフよりはヒットしたものの、全盛期の勢いはすでに失われていた印象だ。そこからすでに12年たった今、室井のスピンオフ映画第2弾は、果たして成功するのだろうか。