【10】金毘羅桜

例年の開花時期:4月上旬

玉川村の中地区で有名な一本桜が金毘羅桜。なんと個人宅のお庭で拝見できるエドヒガンのベニシダレザクラです。以前は「種まき桜」と呼ばれていたそうですが、天明・天保の大飢饉の後、家主の金毘羅詣りの記念樹として植樹されました。幹の太さ4m50cm、樹高13mの大木で庭に盛られた小高い丘に悠然と立つ姿は圧巻です。また庭には川が流れ、鯉が泳ぎ、丹精込めて育てられた美しい花畑が広がります。

【11】北須川・今出川の桜並木

例年の開花時期:4月上旬

石川町の中心部を流れる北須川と今出川沿いにある桜並木でソメイヨシノなど約2千本が植えられています。江戸時代から桜谷と呼ばれて親しまれる並木道で、長さは6km以上、2つの川の合流地点には公園もあり、「いしかわ桜谷スプリングフェスタ」も開催されるので、多くの人でにぎわいます。

【12】久慈川河川敷の桜並木

例年の開花時期:4月上旬

東白川郡の久慈川サイクリングロード沿い1.5㎞にわたって続く桜並木です。40年ほど前に当時の青年部が中心となって植樹された並木道で、約120本の桜と川を眺めながらのんびりとウォーキングやサイクリングが楽しめます。近隣には「道の駅はなわ」もあり、JR水郡線磐城塙駅からも徒歩圏内です。

【13】花園のしだれ桜

例年の開花時期:4月上旬

棚倉町を見下ろす高台の田園風景の中にポツンと立つ一本桜です。灌漑用水のため池の土手に植えられた推定樹齢160年を超えるしだれ桜です。池に映る姿は逆さ桜としても有名なエドヒガンザクラで、ライトアップにより浮かび上がるその姿は言葉を失うほど神々しさを感じます。風がなく水面が波立たない日がおすすめです。

【14】戸津辺の桜

例年の開花時期:3月下旬

周辺では一番に花をつけると噂の早咲きの一本桜がこちら。その昔、地元の農家の方々は、桜の開花時期を農作業の営農暦にしていたようです。福島県指定天然記念物にもなっているエドヒガンザクラです。推定樹齢は600年、樹高17.5m、胸高周囲6.5mの見事な大木は、遠く久慈川の対岸からも望める老木です。

【15】小川諏訪神社のしだれ桜

例年の開花時期:4月上旬

市の天然記念物に指定されているしだれ桜は、いわき市小川町の諏訪神社境内で見ることができます。樹齢500年以上の桜で、高い石垣から枝垂れる姿と神社の姿が美しいと評判です。4月上旬から中旬にかけて咲き、夜にはライトアップも行われます。