続ける理由が“お付き合い”だった番組が終わっているだけとなると、逆に言えば局にとって価値があると判断されれば継続することになる。実際、日テレは性加害問題が大きく騒がれた当時にやり玉に挙げられたこともあった報道番組『news zero』での櫻井のキャスター起用を継続すると発表しており、嵐の相葉雅紀も『嗚呼!! みんなの動物園』のMCを続投する。

 フジテレビにおいても、Sexy Zoneの菊池風磨がMCを担当する『何か“オモシロいコト”ないの?』は継続となり、同局は2月の定例会見で「補償問題が進んでいるのであれば、キャスティングをしていこうかなと思います」と新規起用も示唆している。

 NHKは局の方針として明確に「旧ジャニーズ排除」を実行しているが、民放については忖度の撤廃で旧ジャニーズが通常の芸能事務所と同じ扱いになり、その上で番組の継続か打ち切りかを判断される状況になったと考えられそうだ。

 ある意味でファンにとっては安心材料となりそうだが、今後はかつてのように「ジャニーズだから」と優遇されることはなくなり、所属タレントたちは実力勝負で評価を勝ち取ってくことになりそうだ。