毎月の支出として、一定の割合を占め続ける「電気代」。日々の電気代を抑えようと思ったら「最新のエコ家電に買い換える」ということも一つの選択肢になるでしょう。なぜなら、省エネ機能などにより年間で10万円以上節約ができることもあるからです。最新エコ家電に買い換える際のポイントなどを解説していきます。
最新のエコ家電に買い換えるメリット
最新のエコ家電に買い換えると、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは最新のエコ家電の具体的なメリットについて紹介します。
コスト削減につながる
環境省は、最新のエコ家電への買い換えを推進する「COOL CHOICE 5つ星家電買い換えキャンペーン」を実施。「古い家電を使い続ける『もったいない』がもったいない」がコンセプトです。省エネ家電に買い換えることで電気代の節約効果が見込まれることを強調しています。
例えば10年前の冷蔵庫(定格内容積401~450リットル)を最新冷蔵庫に買い換えた場合、電気代を約47%節約できると言われています。また照明器具の電球をLED(発光ダイオード)に換えた場合は、約85%節約することができると説明しています。
冷蔵庫や照明器具だけではなくテレビやエアコン、温水洗浄便座でも最新製品への買い換えで電気代を節約することが可能でしょう。例えば32V型液晶テレビで2010年製と2016年製を比較すると、約29%の節約効果があるとされています。
エアコンの場合は2006年型と2016年型を比べると電気代を約7%節約でき、温水洗浄便座の場合でも同様の年式で比較すると約28%の省エネ効果が見込まれます。
古い家電であれば買い換えを検討したい
最新の家電を購入することで大きな省エネ効果の恩恵を受けることができるため、自宅などで古い家電を使っている場合、最新の家電を購入することは賢い選択の一つと言えるでしょう。
環境省は省エネ家電の選び方として、製品の省エネ性能や省エネ基準の達成度を示す「統一省エネラベル」の『5つ星製品』と表示された製品を選ぶことを推奨しています。
また環境省は地球温暖化対策のための国民運動「COOL CHOICE」のサイトで、省エネ製品買換ナビゲーション「しんきゅうさん」を展開中です。
現在使っている製品と購入予定の製品の型番や購入年などを入力すると、省エネ効果をシミュレーションすることができます。省エネ目的で買い換えを検討する際には、環境省の「買換ナビゲーション」を活用したいところです。
ちょっとした工夫で数万円の差が出ることも
家電そのものによる省エネだけではなく電気代を抑えるテクニックはほかにもあります。ちょっとした手間をかけることで数万円の差がつくこともあるのでしっかりと押さえておきましょう。