【5】盛岡の町の歴史と文化を学べる「もりおか歴史文化館」

写真:サトホーク

 

 

先程ご紹介した盛岡城跡公園内にある 「もりおか歴史文化館」 。盛岡の観光情報や歴史を紹介する文化施設で、城下町・盛岡の魅力を発信しています。

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1階は盛岡の観光情報を発信する情報センターがあるほか、岩手を代表するお祭りで毎年6月に行われる 「チャグチャグ馬コ」 や、8月上旬に行われる 「盛岡さんさ踊り」 を映像で紹介。展示室でお祭りの気分を無料で体感できます。

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また2階は有料ゾーンとなっていますが、 盛岡藩 の歴史を紹介するコーナーや、この地を治めた 南部家 ゆかりの品々を展示。城下町・盛岡の町並みを絵巻シアターで再現しているほか、武具や文書など、貴重な史料を鑑賞できます。

【6】元祖じゃじゃ麺の老舗「白龍」

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盛岡三大麺のひとつ 「盛岡じゃじゃ麺」 。その中で元祖として有名なお店のが、盛岡城跡公園の近くにある 「白龍(ぱいろん)」 です。このお店の店主が、中国の炒め味噌うどんを参考にした麺料理を屋台で提供したのが始まりだといわれており、行列ができるほど人気を集めています。

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提供する 「じゃじゃ麵」 は、茹でた平打ち麺にニンニクとひき肉などを炒めた特製の肉味噌、きゅうりをトッピングした一品。肉味噌を混ぜ合わせて、ラー油や酢、しょうがを加えながら味を調整して食べます。肉味噌の香ばしい風味とコシの強い平打ち麺のモチモチとした食感を楽しめます。

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麺を一口残したところで、締めとして卵スープ 「ちーたんたん」 を味わうのもおすすめ。自分で生卵を割り溶いた後、店員にゆで汁を注いでもらいます。あっさりとした味わいの中にも、肉味噌のコクのある旨さを堪能できるので、ぜひ試してみては。

【7】盛岡市民に人気のふわふわチーズケーキが味わえる「チロル」

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盛岡は喫茶店文化が残る町としても知られており、市内におしゃれなカフェが多く出店しています。その中でおすすめのお店が盛岡市内の繫華街・大通にある 「チロル」 。手作りのチーズケーキとコーヒー、紅茶を味わえるお店として、地元の方を中心に人気を集めています。

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おすすめは、チーズケーキにドリンクがセットについた 「チロルセット」 。一口食べると、ふわっとなめらかに溶けていくような食感とともに、チーズの濃厚な風味を味わえます。また定番のクリームチーズケーキのほか、マンゴーやイチゴなどのチーズケーキも選べるので、お好みのチーズケーキを味わってみて。

【8】岩手みやげを豊富に取り揃えるセレクトショップ「特産品プラザ らら・いわて」

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盛岡をはじめ、三陸海岸や平泉(ひらいずみ)、小岩井(こいわい)といった岩手の特産品を豊富に取り扱うお店 「特産品プラザ らら・いわて」 。岩手城跡公園の近くにあり、食品や地酒、工芸品など、3,000もの商品を取り扱っています。

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お菓子で人気の一品が 「八幡平(はちまんたい)の樹氷」 。やわらかい生マシュマロをクッキーでサンドして、チョコでコーティングしたお菓子で、岩手県と秋田県の県境に広がる八幡平エリアで見られる樹氷をイメージしています。ミルクチョコやホワイトチョコ、抹茶の3種類の味を販売しています。

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また岩手県のゆるキャラ 「わんこきょうだい」 のオリジナルグッズも販売。フェイスタオル(税込660円)やストラップ(税込660円)、キッチンクロス(税込550円)など、ここでしか買えないアイテムも手に入ります。

【9】啄木の作品の舞台になった家「啄木新婚の家」

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石川啄木は明治38年、盛岡女学校に通っていた 堀合節子(ほりあいせつこ) と結婚しました。その中で啄木と一緒に新婚生活をスタートさせた家が盛岡市内に残っており、それが 「啄木新婚の家」 です。

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家屋の中は実際に歩いて見学することが可能。石川啄木の生涯を紹介しているほか、啄木が執筆していた部屋も当時のまま残されています。また明治時代の新聞に連載していた随筆 「我が四畳半」 の舞台になっており、作品の世界観も楽しめます。

【10】賢治ゆかりの出版社が原点のお店「光原社」

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宮沢賢治を代表する作品のひとつ 『注文の多い料理店』 。その作品を出版した出版社が 「光原社(こうげんしゃ)」 です。賢治が命名したお店で、現在は民芸品店として営業しており、本店では岩手の漆器などを取り扱っています。

中庭を入ったところにある 「マヂエル館」 では、『注文の多い料理店』の初版本や、賢治直筆の原稿といった史料が展示されています。

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また通りを挟んだところにある 「モーリオ」 では、山ぶどうの手提げや南部鉄器といった東北を代表する工芸品のほか、小さく砕いたクルミがぎっしり入った 「くるみクッキー」 (5個入り・税込837円~)を販売。しっとりとした食感とともに、くるみの風味を堪能できます。

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光原社で立ち寄りたいのが、中庭にあるカフェ 「可否館(こーひーかん)」 。店内は長野・松本の民芸家具やメキシコから取り寄せた革張りの椅子、柱時計などがあり、クラシックな雰囲気の中で ドリップコーヒー (税込550円)や、カフェオレ(税込638円)のほか、モーリオの くるみクッキー (1個・税込170円)も味わえます。

あわせて賢治ゆかりのモニュメントも立ち寄ろう!

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光原社から歩いてすぐのところにあるメインストリート 「い~はとーぶアベニュー材木町(ざいもくちょう)」 には、 宮沢賢治 をかたどったブロンズ像をはじめ、賢治の短歌が書かれたベンチや、作曲した曲が流れるチェロをかたどったモニュメント 「音座」 があります。光原社の見学とともにチェックしてみて。