日々頑張っていると、ふと自分に自信がなくなって気持ちがゆらぐ時ってありますよね。そんな時こそ、その状況から抜け出す自分なりのスイッチがあると心強いもの。 今回は、薬膳のプロである筆者が薬膳の知恵をベースにした3つの切り替えスイッチをご紹介します。
スイッチ1. 朝ごはんをお粥にする
薬膳のベースになっている中医学(中国伝統医学)では臓腑と気持ちが密接につながっていますが、実は胃腸の調子が悪いと思い悩む感情がでやすいと考えられています。
胃腸の調子を崩す原因は、冷たいものの飲食、辛いものや揚げ物など刺激になるものや食べ過ぎが考えられます。もし、自分に自信がなくなっていると感じるならば食を見直して、胃腸にやさしい食事を心がけて。
筆者のオススメはお粥。生米からコトコト煮たお粥はとろ~りほんのり甘く、一口食べると癒されます。お粥は消化しやすいうえに元気や、やる気のエネルギーをチャージする食材の1つですから自信がなくなっている時にピッタリです。特に消化の時間で朝ごはんをお粥に変えると◎。
スイッチ2. 新鮮な空気を吸いこみながら軽い運動をする
自分に自信がなくなっている時はなかなか外出したいと思えないものですが、そんな時こそ外に出てカラダを動かしましょう。
と、いうのも、私たちが元気でいるためには気(き)という車でいうガソリンのような働きをする物質が必要になりますが、この気は食べ物と呼吸でつくられます。ですので呼吸が浅かったり食事が足りていないと気が少なくなり、カラダも心も欠状態になります。自信がなくなった時こそ、深い呼吸を意識して。
また、自分に自信がなくなっている時はカラダの中の巡りが悪くなっていることが多いので、新鮮な空気を吸って滞った気をスムーズに流しましょう!気持ちのいい晴れ空のなか歩いていると澄んだ空気で気持ちがシャンとして、負のループから抜け出せるはずですよ。
スイッチ3. プラスとマイナスのバランスを見直すためにノートに書いて可視化する
中医学の治療法則の1つに補(ほ)と瀉(しゃ)というものがあります。補は足りていないなら補い、瀉は余分なものがあれば取り除こうという意味です。筆者はこの理論を日常生活でも取り入れていますが、自分に自信がなくなっている時は補うことと瀉することのバランスが崩れているように思います。
例えば、自信がなくなっている時というのは誰かと比べて自分が足りていないと感じて補うことに必死になっていたり、予定やToDOリストを詰め込み過ぎてマルチタスクになっていたりと補うことで一杯いっぱいになっていたりします。
その予定は本当に必要ですか?
今必死になっていることは、誰かと比べて焦りの気持ちからやっていることではないですか?
自分に自信がなくなった時、まずは一旦立ち止まって今は補った方がいいのか瀉することが必要なのかをノートに書いて現状を振り返ってみましょう。可視化することで自信のなさの正体が明確になるはずですよ。
不安な気持ちになる日があっても大丈夫。自分なりのスイッチを見つけて
自分に自信がないと落ち込むあなたは、きっと、向上心があって責任感もある頑張り屋さん。
いつも頑張っているからこそ、ふと、何かのタイミングで急に自信がなくなることがあってもそれは自然なことです。自信がなくなった時はそんな自分を責めるのではなく、自分なりの切り替えスイッチを見つけて自分を包み込んであげてくださいね。
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