◆「僕には絶対、自然な出会いが向いてるんです!」

――女性に対して、あまり理想のタイプはないんですね。

「ないですないです。そりゃあできたら可愛い方がいいですけど、僕は料理も家事もするから、相手ができなくても大丈夫だし」

男性の料理
 筆者も合コンはよくやるのですが、合コン相手の男性は、プライドが高くて、女性にもうるさいワガママな人達ばかりです。岡部さんのように、地味でも穏やかでしっかりしている人と結婚できたら、平和な家庭を築けそうな気がします……。

 でも!? でもでも! 婚活を頑張っている女性の中には「せっかく頑張っているんだから、エリートを捕まえて一花咲かせたい!」と考える人も多いハズ。そういう女性の相手にしたら、公務員でもいわゆる「高卒一般職」の岡部さんは物足りないのかもしれません。

 そんな筆者の思考を見透かしたかのように、岡部さんは言います。

「婚活しないと! と思いますが、自然な出会いがベストですよね。僕には絶対そっちの方が向いていると思います。なので、平日でも土日でもなるべく出歩くようにはしていますよ。まだ彼女はいませんが、友達は増えましたよ」

 結婚したい結婚したい! と言いながら何もしていない人っていますよね。本当に結婚したいと思っているなら、やはり行動ありきって事ですね。

 それにしても、女性の社会進出で高学歴の女性も多く、そういう女性に限って「自分以上の学歴・収入」を望んでいたりしますよね。岡部さんのように真面目に働いていても、学歴に自信のない男性にとっては、婚活しにくい時代なのかもしれません。「スペックありきの婚活では、本当の幸せを逃してしまうこともあるのでは?」とさえ思えてきました。

―「婚活してる男性」ってどんな人? ―

<TEXT/白戸ミフル>

【白戸ミフル】

合コンに累計2,500回参加(今も記録更新中)した合コン漫画家。著書『合コン・アンド・ザ・シティ 恋活・婚活女子の合コンマニュアル』『乳がんステージ4だった私が、それでも合コンに行きまくって救われた話』

Twitter:@takara0722