漫才を終えて楽屋に戻ったのは10時10分。向かいのよしもと漫才劇場へ移動する。「唯一空くのがここ」(盛山)だといい、その1時間の間に別のYouTube動画を撮影する多忙ぶりだ。

 2ステージ目の漫才劇場は11時20分。その舞台を終えると、森ノ宮漫才劇場へタクシーで移動する。漫才師も大変だが、各劇場でスケジュールをすり合わせながら分単位で出番時間を決めている制作側の苦労もうかがい知れるところだ。森ノ宮の出番は12時10分。わずか2時間で3ステージをこなしていることになる。

 再びタクシーで漫才劇場へ。タクシー内でブログを更新するなど、休む暇もない。12時45分には漫才劇場の舞台に立っている。

 5ステ目はすぐにNGK、裏口へ回る時間も惜しんで、入場を待つ客の目の前から劇場に入っていく。13時05分。

 6ステ目はまた森ノ宮、7ステ目は岸和田南海浪切ホール。タクシーの中で「時間の感覚がなくなる」と語るリリーは、この日まだ何も食べていないという。