相手の立場に立って考える方法④相手に共感してみる
相手の話や感情に共感するというのも、相手の立場に立って考える力を養うには効果的な方法です。
文中でも述べましたように、全く同じようなものの考え方や感性を持っているという人は一人としていません。
一人一人異なるものの考え方をします。
その自分とは異なる考え方や感性にたくさん触れて、それを否定せずに受け入れるということをして欲しいのです。
そうすることで自分の中の視野が広がり、凝り固まった価値観やものの考え方がだんだん柔軟になっていきます。
柔軟に物事を考える力が身につくことで、相手の気持ちを察する能力も同時に養われていきます。
自分の中にない考えや感性を即座に察知出来るようになることで、相手の立場に立って考えるということも可能になるのですね。
相手の立場に立って考える方法⑤毎日の生活から意識する
ここまで、相手の立場に立って考える方法を4つご紹介してきましたが、最後の1つは、この4つの方法から自分が実践できそうだと思えるものを毎日の生活の中で意識し続けるということです!
相手の立場に立って考えるというのは、出来ない人がすぐに出来るようになるものではありません。
たくさんの人と関わり、たくさんの考え方や感性に触れなければ、相手の気持ちを汲み取ることはできないのです。
ですので、日頃から周りの人と自ら積極的にコミュニケーションを取りに行き、沢山の人と色々な話をしてみてください。
その会話のなかで、相手の気持ちを汲み取るトレーニングをするのです。
このトレーニングによって経験値を積んでいくことで、だんだん相手の気持ちを汲み取ることが出来るようになり、相手の立場に立って考えることも可能になってくるのです。
自分には相手の立場に立って考えることはできないと諦めてしまわず、出来ることからコツコツと、毎日の小さな経験を大切にしてみて下さい!
「相手の立場に立って考える」意味のことわざや熟語(1)
ではここで、「相手の立場に立って考える」という意味をもつことわざや熟語についても少し触れてみます。
古くから言い伝えられていることわざや熟語から、相手の立場に立って考えることの真意を読み解いてみましょう!
ではまず一つ目のことわざです。
【人を見て法を説け】(ひとをみてほうをとけ)
このことわざを聞いたことがありますでしょうか?
このことわざが持つ意味は、「人を見て」という言葉から読み取れるように、相手のことをちゃんと見て法を説く。
すなわち相手のことをちゃんと理解して話そうという事ですね。
これに似たことわざに、「座を見て法を説け」というものもあります。
「相手の立場に立って考える」意味のことわざや熟語(2)
「相手の立場に立って考える」という意味をもつことわざを、もう一つご紹介したいと思います。
次にご紹介することわざは、こちらです!
【我が身をつねって人の痛さを知れ】(わがみをつねってひとのいたさをしれ)
このことわざは聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか?
古語などが使われていないことわざですので、意味も比較的理解しやすいことわざですね。
自分の身をつねれば相手がつねられた時の痛みがわかるということから、他人の痛みを自分に置き換えて考えてみようという意味のことわざになります。