対人恐怖症の仕事④:できない
対人恐怖症の人でも、普通に人との関わりを持ち、生活している人も大勢います。しかし、対人恐怖症を患うと身体に変化が現れる場合があります。体内の精神状態を安定させる働きのセロトニンが不足し、怒りが治まらなかったり、不安に陥ったりする原因になります。そのようなことから、マイナス思考になったり、思い込みが激しくなり、仕事にも支障をきたしてしまうのです。
対人恐怖症の仕事⑤:就職できない
対人恐怖症で、面接が困難で就活恐怖症になってしまう人もいるようです。面接官に恐怖を感じてしまい、会話ができないため、就活も続かないのです。大学生から対人恐怖症を持っていて、大学には単位を落とさない程度に無難に通ったものの、友達との関わりを持っていなかった人が多いようです。この場合は、就活と並行して、対人恐怖を克服する努力をしてはいかがでしょうか。
仕事に支障をきたす対人恐怖症を克服するには?
対人恐怖症の人の特徴は、人の視線が気になり、どう思われるか不安など、周囲の目を過剰に意識してしまうことです。そんな対人恐怖症でも、いくつかのポイントをクリアしていけば、克服することは可能です。ここではそのためのポイントをご紹介します。
1.自覚を持つ
対人恐怖症の人は、無意識に「対人恐怖症を克服したくない」を思っています。おかしいと思われるかもしれませんが、人は現状維持を好む傾向にあり、無意識に現状維持を好んでいる自分がいるのです。そして、なぜ現状維持したいのかを探り、克服するメリットと克服しないデメリットを考えます。そうすると、克服しないことはネガティブな事が多いことに気づかされます。
2.気持ちを楽にする
人の目を気にする対人恐怖症の人は、町を歩いていて知らない人が笑っていると、自分のことを笑っていると思い込んでしまいます。例え、本当に笑われていても、貴重な人生を、二度と会わない人のことで、無駄にしてはいけません。そう考えると気持ちが少し楽になりませんか?また、対人恐怖症の人は、自己評価が低いと考えられるため、些細なことでも自分の長所を見つけましょう。
3.見方を変えてみる
対人恐怖症の人は、自信をつけるために、自分の長所を見つけることと、ものの見方を変えてみる必要があります。今まで否定していたことを、視点を変えて見るのです。例えば、無精はおおらか、神経質を綺麗好きというように捉え方を変えてみます。難しいかもしれませんが、自信を身につけるためも、ポジティブになるようなものの見方をする癖をつけましょう。
対人恐怖症の仕事と就職活動
対人恐怖症を患っている人が、次の仕事を探す時にも仕事は限られます。しかし、対人恐怖症の人も、生活のために仕事をしなければなりません。しかし、人と関わる仕事が苦痛な対人恐怖症の人の多くは、人と接することがない仕事を希望します。しかし、仕事に出会う前に、就職活動を辞めたいと悩み、続かない人も多いようです。理想よりもまず向いてる仕事を探しましょう。
世の中には人と関わらず、特に資格も必要のない仕事はたくさんあります。対人恐怖症でも、すぐに辞めたいと思わないで続けられるようなお仕事には、どんなものがあるのでしょうか。条件は人と接する必要がない仕事か、多少は人と接するが、過度な干渉がない仕事で絞って、就職活動をしてみましょう。体力を使う仕事も、出来るだけ考え込む時間をなくすためにもおすすめです。