さすがというしかない。文春の高橋治之インタビューである。新聞やテレビも狙っていたに違いない。
私は、高橋が文春を選んだのではないかと考える。どこに出れば一番影響力が大きいかを考え、大新聞ではなく今なら文春だと。
新聞は、被告人のいい分をそのまま載せては、検察に睨まれるかもしれない。そんな忖度をする幹部がいて、自分のいい分をそのまま載せてはくれない。そう高橋が思ったのではないか、それとも記者のほうで躊躇したのかもしれない。
ともかく、逮捕後初の肉声はなかなか読みごたえはある。もちろん、高橋にとって都合のいい言い分ばかりだが、裏を読む楽しみもある。それについては後程。
まずは清純派女優の“純愛”からいこう。
2月2日の昼下がり、都内の閑静な住宅街にバイクを停車させた男性は、合流した小柄な女性と抱き合った。
約15秒間の熱い抱擁を終えると、女性はバイクの後部座席にまたがり、2人を乗せたバイクは、フルスロットルで走り出したという。
この小柄な女性は朝ドラ女優の大原櫻子(28)だそうだ。
これまではたいしたスキャンダルも報じられず、箱入り娘の清純派というイメージが強い彼女だが、そんな大原と熱い抱擁を交わしていた男は誰なのか? 音楽業界関係者がこう明かす。
「大原さんが在籍するレーベルの担当プロデューサーであるAです。大原さんよりも十三歳上の四十一歳。髭を蓄え、メガネがトレードマークで、長身のワイルド系イケメンです」
そんなAは既婚者だったが、昨年秋に人生の転機が訪れたという。長年連れ添った妻と離婚したのだそうである。
文春はAを直撃する。
――離婚の原因に大原さんは関係している?
「離婚は大原さんが原因ではまったくないです。完全に二人の問題であります」
まあ人生いろいろ。いいじゃないの幸せならば……か。