難しい名前の料理名【和食編】

難しい名前の料理39選!和食・イタリアン・フレンチ・中華に分けて紹介
(画像=『Lovely』より引用)

まずご紹介するのが和食編です。和食といえば私たちの国である日本において昔から存在している料理であり、そんな日本の食の伝統を受け継いできた料理でもあります。

しかし、私たち日本人にとっても名前が読めなかったり、その料理名から味を想像するのが難しい料理も存在しています。そんな和食における難しい名前を持った料理をご紹介していきます。

烏賊塩辛(いかしおから)

その名前を聞けばどんな料理でどんな味かは想像がつくのではないでしょうか。烏賊とかいて「いか」と読む烏賊塩辛は魚介類の内臓を加熱するのではなく、塩に漬けることで保存性を高めた発酵食品となっています。

高濃度の食塩につけることで素材自体の酵素と微生物によって発酵させた食材であり、お酒のつまみなどにも最適な料理となっています。

姫栄螺の磯煮(ひめさざえのいそに)

「栄螺」と書いて「サザエ」と読みます。姫栄螺の磯煮は栄螺の表面を炙ることで香りを出し、その後鍋でだし汁をとって薄口醤油を加えるだけの簡単なレシピです。簡単ながらに本格的な和食を味わえることでオススメの料理となっています。

日本酒となどとの相性もバッチリで、ぜひ合わせていただきたい料理となっています。

鮟鱇肝真薯(あんこうきもしんじょ)

鮟鱇肝真薯とはアンコウの肝をすりつぶし、そこに山芋、卵白、だし汁などを加え、蒸したりあげたり茹でたりした料理のことです。「真薯」という名の料理には、あん肝以外にもエビやカニ、魚の白身などをすりつぶした場合などのバリエーションが存在しています。

直接薬味をつけていただいたり、お吸い物の具材として使用することがあります。

鰻と枝豆の煮凝(うなぎとえだまめのにこごり)

煮凝のつく料理は料亭などでも一品のメニューとして人気となっている料理です。錦糸卵とらゼラチンを使用して固めた料理のことを指しています。「鰻」は「うなぎ」と読み、その名の通り、鰻と枝豆を用いた煮凝料理となっています。

家庭でも作ることができ、本格的な和食料理を家庭で楽しむこともできるため、人気の料理となっています。

蒸し鮑と紅白膾、葉山葵(むしあわびとこうはくなます、はわさび)

「鮑」と書いて「アワビ」と読みます。コリコリとした食感が特徴的な高級食材として有名なアワビを使用した日本料理です。「膾」とは「なます」と読み、本来はお肉と甘酢などを合わせ生で食す料理でしたが、最近では酢を使った和え物全般を意味するものとなっています。

「紅白膾」とは正月料理などに使われる大根を使用した膾を意味しています。調味料として葉わさびを使うことで料理名の最後に「葉山葵」の名が付いています。

蕗の薹と菜の花(ふきのとうとなのはな)

「蕗の薹」は「フキノトウ」と読み、山菜としても人気のある食べ物です。独特の苦味が特徴的なフキノトウは天ぷらなどとしてよく使われる食材となっています。そんなフキノトウと菜の花を用いた奥ゆかしい和食料理となっています。

椎茸の白和え(しいたけのしらあえ)

「白和え」というものは白い豆腐や白ごまなども使用した和え衣が、白い衣を羽織ったような様子であることが由来となった料理名です。甘い味付けが特徴的な料理となっています。

具材としてはご紹介している椎茸以外にも茹でた野菜やこんにゃくなどを使ってみることもおすすめな料理となっています。

金目鯛と近江蕪の唐墨和え(きんめだいとおうみかぶのからすみあえ)

「蕪」と書いて「カブ」と読みます。蕪は全国各地において伝統的な野菜として育てられていますが、その中でも「近江蕪」と言われる蕪を使用した料理となっています。

「唐墨」というものはボラなどの卵巣を塩漬けしたものを、塩漬け後に塩を抜き天日干ししたものを指しています。そんな蕪と唐墨、そして金目鯛を和えた料理として和食においても一品の料理とされています。

海鼠と海鼠腸の共和え(なまことこのわたのともあえ)

「海鼠」とは「ナマコ」と読み、「海鼠腸」と書いて「このわた」と読みます。ナマコに関してはご存知の方も多いかと思います。このわたとはナマコの内臓の塩辛のことを指した料理名となっています。

そんなナマコとナマコの内臓の塩辛であるこのわたという同じ食材から作られた材料を和えることから共和えという言葉が付いています。