映画館の画像
写真ACより

 1月29日発表の全国週末興行成績ランキング(興行通信社調べ、1月26~28日)で、同26日公開のアニメーション映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』が初登場1位を獲得。前週19日に公開された山崎賢人主演映画『ゴールデンカムイ』の“V2”を阻止した。

 かつてTBS系で放送された人気アニメ『機動戦士ガンダムSEED』シリーズの劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』は、遺伝子を調整された人類「コーディネイター」のキラ・ヤマト(声優:保志総一朗)らの苦悩と成長を描いた作品。テレビシリーズと同じ福田己津央氏が監督を務める“約20年越しの新作”とあって、公開前からネット上でも注目されていた。

 全国351スクリーンで上映を開始し、初日から3日間で観客動員63万4000人、興行収入10億6600万円を記録。なお、昨年公開されヒットを飛ばした邦画では、『キングダム 運命の炎』(7月28日公開)が初動10億5100万円、『ゴジラ-1.0』(11月3日公開、現在も上映中)が初動10億4100万円と“10億円台スタート”を切っており、これらに近い成績で発進したという点でも“ガンダム作品”の根強い人気が感じられる。

 そんな『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の鑑賞を終えたネットユーザーからは「“SEED愛”を感じられた」「キャラクターが当時のままだったり、成長してる部分も見られたりしてよかった」などとポジティブな反応が寄せられている一方、「恋愛要素が多すぎる」「思い入れ次第ではガッカリする人もいそう」という指摘も。ファン待望の作品だっただけに評価は分かれている様子で、次週以降どのようにランクが変動していくか注視したい。