旧ジャニーズ主演映画、トップはSnow Man・目黒蓮『わたしの幸せな結婚』

 昨年、創業者・ジャニー喜多川氏(19年7月に死去)の性加害が社会問題と化した旧ジャニーズ事務所。60年以上続いた屋号を下ろし、被害者への補償業務を行う会社「SMAILE-UP.」、タレントの育成・マネジメントを担うエージェント会社「STARTO ENTERTAINMENT」の2社が新しく設立されるなど、激動の1年だったが、タレントたちの主演映画は20本も上映された。

 そんな中、トップの興収を叩き出したのがSnow Man・目黒蓮主演映画『わたしの幸せな結婚』(23年3月17日公開)。順位は11位で、28.0億円だった。これは、同社の演技派俳優である嵐・二宮和也主演『ラーゲリより愛を込めて』(22年12月9日公開)の26.7億円(13位)、トップタレントである木村拓哉主演『レジェンド&バタフライ』(23年1月27日公開)の24.7億円(14位)を上回る数字で、旧ジャニーズの新時代の幕開けを感じさせた。

 目黒がメインキャストの一人として出演している『月の満ち欠け』(22年12月2日公開)も13.0億円で25位にランクイン。彼の映画界でのさらなる活躍に期待が膨らむ結果となった。

 なお、ほかの旧ジャニーズ勢の主演映画を見ていくと、同じく二宮主演の『アナログ』(23年10月6日公開)が28位で12.2億円、なにわ男子・高橋恭平主演の『なのに、千輝くんが甘すぎる。』(23年3月3日公開)が34位で10.1億円だった。