さて、こちらは辞めて大リーグへ移籍したかったが、それに失敗して、嫌々契約更改した佐々木朗希のお話。

 メジャー移籍を熱望していたロッテの佐々木朗希(22)が、今期末にメジャーを目指すことで球団と契約を交わし、会見した。

「ロッテ佐々木朗希投手(22)が27日、ZOZOマリンで会見を行った。
 前日26日、すでに球団が今季の契約合意を発表している。公の場は久しぶりということもあり、会見冒頭では『まずは公の場で自分からコメントを出す機会がなかったので。ファンの皆さまに報道等でご心配をおかけしました。それをまずはファンの皆さまに最初に伝えたいなと思っています』と話した。 

 契約更改の越年はプロ入り後初めて。12球団の選手で唯一、完了していなかった。2月1日に沖縄・石垣島でのキャンプインが迫る中、6日前のサインとなった」(日刊スポーツDigital版1月27日12時3分)

 だが、彼のポスティングを使っての移籍には、各方面から疑問を持たれていたようだ。

 労働組合「日本プロ野球選手会」の関係者は憤ってこう語る。

「佐々木はその後も、24年オフの移籍を容認するよう球団に求めた。しかし、吉井理人監督が『球団に対してもうちょっと恩返ししてからじゃないと』と言うように、球団側は『次期尚早』との考え。そのため交渉が長期化したのです」(スポーツ紙記者)

 また選手会関係者からもこんな声が。

「実は佐々木さんは二〇二三年シーズンから選手会を脱退しているのです。現在、若手で加入していないのは彼だけ。一方、彼が行使しようとしているポスティング制度は、選手側に不利な交渉にならないよう選手会が協議を重ねてきたシステムです。脱退した佐々木さんが“いいとこどり”するのは筋が通りません。選手会会長の広島・會澤翼さんは『名前も聞きたくない』と怒っている」

 当人の曾澤に聞く。佐々木が脱退したことに怒っている?

「怒ってはいないですけど危機感は持っています。影響力のある選手ですし、このままでは選手会がなくなってしまうのではと。(中略)(メジャー挑戦自体は)もちろん応援はします。僕は(国際大会の)プレミア12でも一緒だったし、良い子なので。ただ、先代の方々が必死になって交渉してきてくれたことに対して、ちょっとは恩義を感じてほしい」

 私は、佐々木はメジャーではどうかなと、思っている。プロに入って少しは良くなったが、まだまだ体力不足だ。メジャーへ行けばわがままは聞いてもらえない。連続して使えば、故障する危険がある。

 あと2,3年、徹底的に体を鍛えてから行っても遅くはない。