■飯塚悟志

「市民の味方」

駅前で、倒れた自転車がからまり合ってしまい、なかなか外れなくて困っている角田と豊本。そこに通りかかった警官・飯塚は、2人から助けを求められるが、2人の要求が徐々にエスカレートしていく。常識人であるがゆえに追い込まれていく飯塚が、なんというか、かわいくてたまらない。

「小芝居」

休日に居酒屋で飲んでいる会社の同僚・角田と飯塚。角田は2人の共通の女性上司である豊本と結婚することになったという。やがて豊本も同席することになるが、角田いわく豊本は、2人が結婚することを飯塚は知らないと思っているのだという。飯塚は角田に「知らないという小芝居を打て」と求められ……。飯塚の芝居力が炸裂した名作。

「蓄積」

飯塚の自宅でたこ焼きパーティを開くことになった友人同士の3人。かいがいしく準備する飯塚だが、訪ねてきた2人の態度や行動に我慢できなくなっていく。飯塚は後に、このコントを「普段の3人の関係性そのままです」と明かしている。本当に飯塚さんはよくやってると思う。20周年おめでとうございます。