◆簡単に処方されてしまう危険で手軽な“ダイエット薬”

糖尿病に対する治療薬として処方されていたGLP-1だが、近年は美容目的の自由診療で処方されるようになった。その結果、ダイエットの成功体験だけでなく、健康被害を訴える人が相次ぐ事態があとを絶たない。

麻倉ひな子さん
実際にリベルサスを服用していたという、グラビアアイドル・麻倉ひな子さん。

話を聞くと、リベルサスが危険な薬であるにも掛からず、いかに簡単に手に入れられてしまうかが分かった。

「InstagramでGLP-1の広告が回っていたので、元々気になっていたんです。流行っているし、役者をやっている友達も効果があったと話していたので『私も薬をもらいに行こうかな』と考えていました。そんな時に、信頼できる大人から“GLP-1の飲み薬としてリベルサスがある”と教えてもらって…。元々GLP-1は針の処理や自分で刺すのも怖かったので、リベルサスをもらいに行くことにしたんです」

薬を貰うまではスムーズだったと話す彼女。

内科や専門的な病院ではなく、渋谷にあるとある皮膚科で処方してもらったというが、「保険証を使う病院だったので大丈夫かなと思ったんです。その点もあって安心し切っていましたね」と疑うことはなかった。