◆入居者に私服のコーディネートを頼まれて…

「ある日、入居者の70代のおばあちゃんから私服のコーディネートをお願いされたんです。その人とは仲が良く、私がアパレル店員やスタイリストのアシだったことを話していたのですが、どんな組み合わせがいいかを考えるのはやっぱりすごく楽しいんです。それで今の職場でこれをやればいいんじゃないかと思ったんです」

 スタイリングしてあげたおばあちゃんからは、「30歳若返ったみたい!」と喜ばれ、ほかの入居者からも頼まれるようなったそうです。

地元で再出発
「働いていたホームは特養ではなく、民間のケアマンションということもあって元気な方が多かったんです。

 そこで入居者のみなさんと隣町にある大型ショッピングセンターやユニクロなどに出かけて一緒に買い物をしたり、私自身ネイリストの資格も持っているので仕事の合間に塗ってあげたりしていました。みなさんすごく生き生きとしていて、その手助けができるのがすごく嬉しかったです」