「コントロールむずかったです。どれくらいメイク濃くするか、けっこう悩んでて」

 そう語り出したのは、高比良くるま。『M-1』では局メイクが入っており、希望者はメイクをしてもらえる段取りだが、くるまは『M-1』のスタジオ照明の強さを目の当たりにして、濃い目に塗り直してもらったのだという。

「出井さんがご自身でメイクされるんですけど、リハのときに『ちょっと白いな』と思って」

 ほかの芸人が局メイクに頼る中、ヤーレンズの出井隼之介だけは自前でメイクしている。出井自身はその理由について自身のYouTubeで「いつも通りを意識したかった」と明かしていたが、同時に「(局メイクは)めちゃくちゃ濃くて、みんなが、きな粉餅みたいになって帰ってきた」と驚いていた。

 その裏でくるまは自前メイクの出井を定点として観測し、普段のステージの見え方と比較。「まだ薄い」と判断して塗りを強めたのだという。