指原莉乃のような“松本に肩入れしない”スタンスの出演者の不在

 昨年の『ワイドナショー 年末3時間生放送SP』では、元AKB48・指原莉乃が被害者とされる女性に「8年も前のことを」という批判の声があることを問題視し、「時間がたっても同じように扱うべき」と意見したことがネット上で評価されていた。しかし、今回の『ワイドナショー』に指原はキャスティングされておらず、彼女のように松本に肩入れしないスタンスの出演者もいなかった。このキャスティングについて、視聴者から「ワイドナショーは全然ダメ」と批判されている。

「基本的に『ワイドナショー』は、こと出演者のコメント内容に関して、松本の意向に左右されがち。今回も番組全体に“松本擁護”の空気が漂い続けていました。なお、裏番組の『サンデー・ジャポン』(TBS系)では、総合司会の爆笑問題・太田光が、被害を訴えた女性側に寄り添い、『(過去の被害を告発をしたことを)責めるべきではない』などとコメントし、ネット上でも共感を呼んでいるだけに、それと比較されているようです」(芸能プロ関係者)

 ゲストコメンテーターのキャスティングに関しては、以前から決まっていたものではあるだろうが、「それにしても全員が中立、もしくは踏み込みすぎないということを意識しすぎた結果、視聴者から批判を招く結果になってしまった」(同)という指摘も。やはり『ワイドナショー』が松本不在でこのニュースを取り上げること自体、無理があったのかもしれない。