さらに、太陽くんも雨ちゃんも花火職人やパティシエに向いてないことは自覚してるのに、「心を変える」とか「あなたは必要な人間」とか、そういうキラキラワードでもって再び挫折した道に引き戻されることになります。2人に必要なのは、明らかに「心を変える」ことより「環境を変える」ことでしょう。まだ若いんだから、わざわざ向いてない仕事を苦しみながら続ける必要はない。コミュ障の陰キャでも、色覚障害でも、毎日楽しく生きていけるような環境を求めればいい。それなのに、このドラマは人生における目標設定の変更を悪と断じて、2人を不幸であり続けさせようとしている。
「心を変える」「あの子の心を変えて」「心をくれたから」
うるせえんです。こんなのは恋愛劇ではなく、きっつい自己啓発界隈の世界観なんですよ。こういう雰囲気も素敵だと思って作ってるんだろうから、しんどいなぁ。まだ第1話ですよ。
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