「永野さんは、“ポスト綾瀬はるか”最右翼として、いまドラマ・映画界でもっとも高く評価されている俳優の1人です。もともとバラエティー志向だったこともあり、さまざまな番組での宣伝活動にも積極的で、バラエティー番組などに出演した際には、ふわふわしたかわいらしい雰囲気を存分に発揮し、業界内好感度も高い。さらに、昨年11月には単独日本武道館公演『非公開』を開催したほか、ハーレーダビッドソンのオーナーとなって話題になるなど、幅広い活動も好評です。そんななかで月9初主演作がコケてしまうというのは、キャリア的にあまりよくない。綾瀬さんのような国民的人気を誇る俳優になるには、ドラマ界の伝統枠・月9の主演は不可欠なことではありますが、そこでつまずくと黒歴史になりかねない。今後も永野さんに大活躍してほしいと願っている関係者はヒヤヒヤしているのでは」(ドラマ関係者)

 とはいえ、月9枠は、すでにかつてのような輝きを失っているとの見方が大きい。芸能事務所関係者はこう話す。

「むしろ最近は“月9はコケて当たり前”みたいな空気。だから、業界内でも、もし今回のドラマがコケても“月9はそんなモノ”くらいの印象にしかならず、永野さんのキャリアには大して影響がないのではないかと見る人も多いですね。前クールの『ONE DAY』は視聴率も悪かったし、内容の評価もかなり低かった。そういったマイナス状態からのスタートなので、初回の視聴率が低いのも仕方ないですしね」

 そして今作の演出は『ミステリと言う勿れ』を担当したフジテレビの松山博昭氏。松山氏といえば映画版『ミステリと言う勿れ』(2023年)の監督も務めている。