インド人のかっこいい名前20選!お金持ちを意味する名前も!
ここからは、インド人男性のかっこいい名前を20個、その意味や由来と共にご紹介していきましょう!
Om(オム)
Om(オム)は、インドでは昔からある由緒正しい名前。バラモン教やヒンドゥー教、仏教などにおいて、聖なる呪文とされている言葉です。
日本でも、仏教のお坊さんが唱える念仏で、「オン」で始まる文言を聞いたことのある人は多いでしょう。この「オン」という言葉は、冒頭の決まり文句のようなもの。念仏の最後の「ソワカ」とセットで使用されます。
この「オン」は「オム」が変化したもので、神聖な言葉とされています。オーソドックスな名前すぎて一時期は減っていましたが、近年、またその数を増やしているという人気の名前です。
Rudra(ルドラ)
Rudra(ルドラ)は、ヒンドゥー教に出てくるシヴァ神の前身とされている神の名前。神様の名前をそのまま拝借するという、インドではスタンダードな名づけ方法がとられています。
ルドラは、暴風神としてインド神話に登場しています。インドでは、モンスーンの後に豊穣がやってきます。そのことから、ルドラは決して悪い神様ではなく、豊穣をもたらしてくれる神様として崇められています。
ルドラはゾロアスター教では悪魔とされているため、インド国内でもゾロアスター教信者はつけない名前です。
Anik(アニク)
Anik(アニク)はサンスクリット語で「兵士」という意味の言葉です。転じて、「強い」「力」という意味を持つ名前となっていて、息子に強い男性になって欲しいという親の願いと意味が込められています。
Kabir(カビーア)
Kabir(カビーア)は「偉大な」という意味が込められた名前。13世紀のインドの宗教改革家だったカビーアから拝借している人が多いようです。
カビーアは、ヒンドゥー教とイスラム教の影響を受け、カースト制度に対する批判をし、一神教の思想を広めたとされる人物。確かな痕跡が残っているわけではありませんので、インドでは伝説の人物となっています。
著名な人物・伝説の人物にあやかりたいという親の願いは、日本と同様ですね。
Raahithya(ラーヒズヤ)
Raahithya(ラーヒズヤ)は、「繁栄」という意味があるヒンディー語の名前です。子供に対して裕福になって欲しい、豊かな人生を送って欲しいという親は多く、インドでも多い名前の1つです。
日本人の名前でも、「栄」という文字を入れた男性名は多いですよね。「栄孝(ひでたか)」や「栄治(えいじ)」という名前は、昔からあります。
Ishaan(イシャン)
Ishaan(イシャン)は、ヒンドゥー教の神の1人であるヴィシュヌ神の別名です。神様から名前を拝借するという、インドのスタンダードな名づけ方法が取られています。
ヴィシュヌ神はとても位が高く、ビシュヌ神を最高神として崇めるビシュヌ派という一派があるほどです。
イシャンには「太陽」「富の主」といった意味もあり、神様から名前をもらうという縁起的な意味合いだけでなく、親の願いもしっかりと込められている名前です。
Krishna(クリシュナ)
Krishna(クリシュナ)は、「黒い」「濃い青」といった意味がある名前です。
クリシュナとは、ヒンドゥー教でもっとも人気がある神のこと。ヴィシュヌ神の化身と考える宗派もあります。ヴィシュヌ派という一派の中でも、ガウディーヤ・ヴァイシュナヴァ派にとっては最高神です。
クリシュナは、青黒い肌にクジャクの羽飾りが特徴的な神様です。インド神話では、クリシュナは王子としてこの世に生を受けたものの、すぐに命を狙われます。しかし、実はヴィシュヌ神の生まれ変わりだったクリシュナは、子供らしからぬ腕力で刺客を退け、近隣にその名をとどろかせた英雄として描かれています。
完全無欠のヒーローとして描かれ、崇められているクリシュナですから、名づけにも人気があるのも頷けますね。
Atharv(アサーヴ)
Atharv(アサーヴ)は、ヒンディー語の名前です。バラモン教の呪術の教典である「Atharva-Veda
」が由来です。アサーヴには「知識」という意味があり、子供を博学にしたいという思いを込めてつけられます。
Dhruv(ドゥルーヴ)
Dhruv(ドゥルーヴ)は、ヒンディー語で北極星を表す言葉です。北極星は強い光を放つ星で、年中動くことがありません。そのため、ドゥルーヴには「強い」「不動」という意味もあります。
力強く、忍耐力のある男性に育って欲しいという親の願いが込められているようですね。
Ansh(アンシュ)
アンシュは、「太陽の光」という意味のヒンディー語。
インドの名前は長くややこしい発音のものが多かったのですが、近年は短い名前を好む傾向があり、このアンシュという名前も人気の名前となっています。呼びやすく、かっこいいイメージがある名前ですね。
Madhavaditya(マドハヴァディティア)
「春」を意味するMadhavaditya(マドハヴァディティア)という名前も、近年人気のある名前です。日本でも春夏秋冬の文字を使った名前は多いですし、季節に関連する名前は世界共通のようです。
インドではかねてから「aditya(アディティア)」という名前の人気が高かったのですが、近年では新しい名前の終わりによくつけられるようになっています。
Arjun(アージュン)
Arjun(アージュン)は、インドの伝記・Mahabharata(マハーバーラタ)に登場する不死身の戦士・アルジュナにちなんだ名前。アルジュナはヒンディー語で「白色」「透明」を意味します。
太陽神・スーリヤの息子であり、大英雄でもあるアルジュナのように、強さや賢さを持ってほしいという親の願いが込められているようですね。
Sai(サイ)
Sai(サイ)はベンガル語で「神」という意味があります。日本で子供に「カミ」とつけたり、英語圏で子供に「God」とつけたりすることを考えると、ちょっと首を傾げてしまいますが、少しでもあやかりたいという気持ちが見えますね。
Aditya(アディティア)
Aditya(アディティア)はインドで昔からある人気の名前。インド神話に登場する、太陽の化身とされるスーリヤという神の別名でもあります。
アディティアには「太陽」「天の光」という意味が込められていて、ありがたい神様から名前をもらうという、インド伝統の名づけ方法がとられています。
Shaurya(シュリア)
Shaurya(シュリア)は、サンスクリット語で「英雄」「勇敢」という意味のある名前です。息子に対して勇敢な男性に育って欲しいという、親の願望が込められています。
Vihaan(ヴィハーン)
Vihaan(ヴィハーン)は、ヒンディー語で「朝」「夜明け」という意味がある名前です。転じて「新世界の到来」「新時代」といった意味もあります。
Ayaan(アヤン)
Ayaan(アヤン)は「自然」という意味がある言葉。また、アラビア語で「ヤハウェの贈り物」という意味もあります。
Reyansh(レヤンシュ)
Reyansh(レヤンシュ)は、ヒンディ語の名前で「太陽」「光線」という意味があります。ヴィシュヌ神の別名の1つとされ、近年人気が出てきている名前です。
複雑でも単純でもないちょうどよい長さな上、欧米やアジアでも発音されやすい名前であるところが人気の理由です。
Arnav(アーナヴ)
Arnav(アーナヴ)は、ヒンディー語の名前で、「海」という意味があります。日本でも「海」という字を使った名前は多く、人気のあるモチーフですよね。インドでも自然をモチーフに名前を決めることは人気の手法なんだそうですよ。