当選金を他人に渡すと贈与税の対象になる

注意点として、宝くじの当選金を家族や知人などに110万円を超える金額で分配したとき、当選金を受け取った人に贈与税がかかります。

【贈与税とは】
その年の1月1日から12月31日の間に財産を受け取った場合、その合計金額から基礎控除額110万円を差し引いた残額に贈与税がかかります。 贈与税の税率は、10~55%(その他控除もあり)と高めに設定されています。仮に500万円を夫から妻に贈与した場合、税額は53万円。手取りは447万円になってしまいます。

相続税の対象になることも

当選した人が財産を残して死亡した場合は、相続税の対象になることもあります。

相続税は法定相続人の人数や、その他にどのような財産を保有しているかによっても変わります。困った際には、税理士に相談しましょう。

文・金子賢司
立教大学法学部法学科卒業後、生命保険会社や損害保険会社など東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める。業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。以降、ファイナンシャル・プランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。

【こちらの記事も読まれています】
富裕層は絶対にやらないNG習慣4選
ラーメンの原価率はいくら?ラーメン店オーナーに聞いてみた!
年金未納を続けた人の悲惨な末路 当てはまる人は要注意
お金持ちが多い都道府県ランキング!3位東京都、2位三重県、1位は?
「ユニクロ」予算3000円でコスパ最強の服を選んでみた