■常連組のリベンジなるか

 3年連続3回目の出場で6位、5位、5位という結果となった真空ジェシカ。今年のネタは審査コメントで塙宣之と海原やすこが「もっと奇抜」を求め、松本人志が「ちょうどいい」と評したことで、台本には頭を悩ますことになりそうだ。

 テレビ出演も増えているが、2人ともキャラクターを剥がされているわけではないので、むしろ知名度が増してカリスマ性を帯びつつあるのは予選を戦う上での強みになるだろう。

 昨年まで4年連続出場だったオズワルド、今年は敗者復活戦で後輩のナイチンゲールダンスに苦杯を喫したものの、まだまだ優勝への意欲は衰えていない。特に伊藤俊介は完全にテレビスターとして定着しており、来年も多忙な日々が続くはずだが、強いネタさえできればパフォーマンス面での不安はない。いい発想が「降りてくるの待ち」といった状況か。