■Aブロック ヘンダーソン

 準決勝は各審査員が得点を付けており、おそらく点数の低い順にブロック1番手から振り分けられている。準決勝で得点の高かったコンビが後半に出てくるという仕組みだろう。

 ノックアウト方式なので当然、出順が後ろの方が有利になるが、そういう順番なら公平性も保たれている。

 Aブロックは崋山、ぎょうぶという漫才劇場勢から始まり、3番手のロングコートダディがまずインパクトを見せる。これまで2回のファイナルでは大きく動くコント漫才を披露していたが、この日はしゃべくりからスタート。そのまましゃべくりで終わるかと思いきや、それを伏線にしてコントで回収するという二段構えの凝ったネタを見せた。準決勝ではややコケだったが、ここで貫禄を見せる。

 そのままクオリティでAブロックを突破してもおかしくない出来だったが、6番手のママタルトがテンションと最新の時事ネタを取り入れた大オチで殊勲の勝利。さらに7番手のヘンダーソンが気迫で上回った展開。ヘンダーソンの子安裕樹は準決勝でラストイヤーラストイヤー言い過ぎてたの、誰かに怒られたのかな。