2017年・2019年と映像化されたスティーブン・キング原作の大ヒットホラー映画「IT」シリーズに登場する、恐ろしい殺人ピエロ「ペニーワイズ」はみなさんご存知でしょう。公開時あまりの恐ろしさにトラウマになる人が続出したことでも話題になった怪物「ペニーワイズ」の知られざる秘密とその正体について、今回は徹底解剖していきます。有名な排水溝のシーンの考察もしているので、是非最後までご覧ください。
映画『IT』とは
今回ご紹介するのは大人気ホラー映画「IT」に登場するあの有名キャラクターのペニーワイズです。社会現象を巻き起こすほどの恐ろしさで当時多くの話題を集めた「IT」の魅力と、知られざる恐怖のピエロペニーワイズの秘密について、今回は一緒に探っていきましょう。
スティーブン・キング原作の映画
映画「IT」は、「シャイニング」・「スタンドバイミー」・「キャリー」などの世界的なヒット映画の原作者である作家のスティーブン・キングが書いた小説を実写化して作られたものになります。
彼はモダンホラー小説を多く手がけていることでも知られており、今回ご紹介する「IT」もスティーブン・キングが放つ恐ろしいホラー小説のうちの1つです。
スティーブン・キングの作品の特徴としてあげられるのが、作品を通して子供が大人へと成長していく過程を描いているということでしょう。かの有名な「スタンドバイミー」などでもその特徴は垣間見ることができます。
「IT」はホラー作品ではありますが、作中に登場する主人公の子供達が様々な恐怖や困難を通して自立し、成長しながらペニーワイズという恐ろしく大きな壁に立ち向かっていく様子が描かれているのです。映画ではこうした小説版の特徴をしっかり忠実に再現されています。
『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』あらすじ
シリーズの前編に当たる「IT/”それ”が見えたら、終わり。」の舞台はアメリカ・メイン州デリーの小さな町です。そこでは子供達が突然謎の失踪を遂げるという不可解な事件が度々起こっていました。
そんな中主人公のビリーの弟であるジョージがある時大量の結婚を残したまま行方知れずになってしまいます。弟の失踪に責任を感じ塞ぎ込んでいたビリーの前に、子供達の間で”それ”と呼ばれている恐ろしい怪物が姿をあらわすのです。
恐怖に慄くビリーでしたが、自分の他にも”それ”に遭遇している子供達がいることに気付き、町中の子供達を守るために友人たちと手を組んで恐ろしい怪物に立ち向かうことを決意するのです。
『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』あらすじ
2019年に公開されシリーズ後編に当たる「IT/THE END”それ”が見えたら、終わり。」は、前編の27年後の世界が舞台となっています。デリーの町ではペニーワイズによる子供達の悲劇が再び起こっていたのです。
大人になったビリーたちは再び街に集結し、今度こそあの怪物を根絶させようと立ち上がります。ペニーワイズがなぜ27年ごとに現れるのか、これまで明かされてこなかった真実も明らかになり、前作を見た方なら見逃せない完結編となっています。