橋本は「“こういう時代もあったな”と懐かしむ方もいれば、私と同世代やそれよりも下の世代のみなさんは“こういう日本の姿もあったんだ!”と歴史的感覚で見られる作品」とコメントし、見どころとして「万博に憧れて“世界中の人々と交流してみたい”と思っている前向きな女の子が、自分の夢に向かってひたむきに走っていくところですね。爽快感もあり、とてもキラキラした作品だと思います」と語った。
この発表を受けてファンは歓喜しているが、それ以上に目立っているのがドラマへの批判的な声だ。今作は2025年に開催を予定している大阪・関西万博を意識した作品であるのは間違いないが、肝心の万博は問題だらけ。誘致決定時は1250億円だったはずの会場建設費が現在は倍近くの2350億円にまでふくらみ、政府はそれとは別枠でパビリオン「日本館」の建設費や警備費などで約837億円の国費負担が生じると明かした。
また、国や自治体、民間による道路や鉄道を含めたインフラ整備事業費などでおよそ9兆7000億円、「空飛ぶクルマ」の実証実験など万博に向けた各府省の行動計画に盛り込まれた事業の実施費用として約3兆4000億円がかかるとされており、まるで“金食い虫”のようだ。さらに、海外パビリオンの建設が大きく遅れており、スケジュール管理の甘さが指摘されている。すでに失敗ムードが漂ってしまっているが、開催まで500日を切り、今さら中止の判断もできず、火だるま状態で突き進んでいる状況だ。
そうした情勢を踏まえて、SNS上では「万博宣伝ドラマとしか思えない」「大阪・関西万博のマイナスイメージを払拭するためのプロパガンダドラマに見える」「橋本環奈の好感度をもってしても、このドラマは擁護できない」「テレ朝はモーニングショーとかで金食い万博を叩いているのに、こんなドラマやるとかガッカリ」などと批判的なコメントが続出。さらには「橋本環奈も仕事選ばないと」「橋本環奈さん、こういうの御用達みたいな印象あるなぁ」などと橋本にまで矛先が向けられている状況だ。