■11月17日 ワイルドカードのシステム変更発表

 昨年までGYAO!で最多再生数を争った準々決勝敗退組のワイルドカード枠だが、今年からTVerにプラットフォームを移し、投票制で行われることが発表された。投票にはSMSによる認証が必要になったが、X上でこの投票権の交換や譲渡を求めるポストが散見されるなど、新たな問題も発生した。

■11月20日~22日 準々決勝

 準々決勝進出は123組。大阪会場は今年もなんばグランド花月(NGK)が利用され、多くの関西若手芸人が「初NGK」の舞台を踏んだ。

 ここで昨年4位の男性ブランコ、6位のヨネダ2000、9位のキュウ、10位のダイヤモンドが敗退。そのほかインディアンス、ゆにばーす、アキナ、ミキといったファイナル常連組や6年連続準決勝進出中だったからし蓮根も姿を消し、改めて『M-1』における新陳代謝の激しさが浮き彫りになった。

 準決勝進出30組の中に、ファイナル経験者は7組。一方初の準決勝進出は13組。それに、ワイルドカードを加えた31組でファイナル進出を争うことになる。

 

(文=新越谷ノリヲ/後編へ続く