アニメ映画『屋根裏のラジャー』9位発進で“大コケ”の可能性

 一方で今回、第9位に初登場したアニメ映画『屋根裏のラジャー』(12月15日公開)は先行き不安だ。少女・アマンダ(鈴木梨央)の想像が生み出した“イマジナリーフレンド”の少年・ラジャー(寺田心)が主人公の同作は、スタジオジブリ制作部の解散により生まれたスタジオポノックが制作している。

 同社の長編アニメ映画1作目となった『メアリと魔女の花』(17年7月公開)は、最終興収32.9億円とスマッシュヒット。公開初週、全国365スクリーンで封切られ、映画ランキング2位を獲得していたが、最新作『屋根裏のラジャー』は全国357スクリーンとほぼ同規模で上映開始したにもかかわらず9位発進。このままでは大コケとなってしまう可能性が高い。

 アニメ映画では現在『ウィッシュ』のほか、公開5週目で6位となった『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』(11月17日公開)も人気が高く、12月23日から入場者特典第3弾の配布も開始すると発表されただけに、成績を上げそうな予感。来週発表のランキングトップ10に、『屋根裏のラジャー』は残っているだろうか。