『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』公開初週末より成績アップ

 15~17日の全国週末興行成績第2位は、福原遥と水上恒司のダブル主演映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(12月8日公開)。小説家・汐見夏衛氏の同題作品(スターツ出版)の実写化で、現代の女子高生・加納百合(福原)が、1945年6月の日本にタイムスリップし、そこで出会った佐久間彰(水上)の誠実さや優しさに惹かれていくものの、彼は間もなく出撃する特攻隊員だった……というラブストーリー。

 初登場の前週も順位は2位で、興収は3億2200万円からのスタートだったが、2週目となった今回は週末3日間で興収3億8600万円と成績を上げ、累計興収は9億9700万円に。もともと原作小説が、TikTok上で「泣ける」と話題を呼んでいたが、同映画を鑑賞したネットユーザーの間でもやはり同様の感想が目立つ。

 ネット上で、「客席は学生っぽい子たちでいっぱいだった」といった書き込みがみられるように、同映画は特に若年層から支持されている様子。若い世代に、戦争の悲惨さを知ってもらうきっかけの映画として、長く評価されそうだ。